言葉を曖昧にしないで

姿勢リペアリストの川村です。

トレーニングの時やストレッチの時、健康情報番組などで、体幹、インナーマッスル、腰を回す(捻じる)、胸を張る、背すじを伸ばす、など、良く耳にする言葉だと思います。

これらの言葉の意味、正しく理解できてますか?

身体に関する言葉の意味を曖昧にしておくと、身体に悪影響しかありません。

曖昧な言葉が身体に悪影響な理由

言葉の意味を正しく理解していないと望んでいる結果が出ないばかりか、返って身体を痛める原因になることもあります。

実際に、私のサロンにも言葉の意味を理解せずに、健康情報番組で取り上げられたストレッチをして、返って痛みが増したという方がご来店されることがあります。

ここで誤解のないようにお伝えしておきますが、決して健康情報番組などが悪いわけではありません。

私個人の見解ですが、メディアで発信されている情報には時間的制限などがあり、伝えきれていない部分が往々にしてあるように感じます。

曖昧な言葉とは?

腰をまわす

腰をまわしてという言葉、一度くらいは耳にしたことがあるのではないかと思います。

この「腰をまわして!」という言い回しはとても危険なので「腰をまわして」といわれても腰は回さないでくだいね。

解剖学的に腰はまわりません!(厳密にいうと5度程度まわりますが。)

腰をまわしてといわれたら胸椎(肋骨がある骨)又は、股関節を回してください。

背すじを伸ばして

これも一度くらいは耳にしたことがあるのではないかと思います。

背筋を伸ばしてといわれても背中は伸ばさないでください。

背中は後弯といって後ろにカーブする構造になっているので真っ直ぐにしないでください。背中を伸ばすとめっちゃ疲れます。

あごを引いてといわれてもあごを引かないでください。あごは引けません。あごを引くときは首や胸椎と共に動かしてください。

体幹、インナーマッスル、コアなどの言葉を正しく理解できていますか?これらの言葉を曖昧にしたままでは正しく筋肉をトレーニングすることができません。

挙げたらきりがないのでこの辺でやめておきますが、言葉を曖昧にしていると身体にかかる負担を増幅しかねませんので注意してください。

昨今の健康ブームで雑誌やTV番組などでストレッチやトレーニングの方法などが取り上げられていますが、言葉の意味を正しく理解しないまま、見よう見真似で行うことは、身体にとってとても負担になったり、今ある症状を酷くしてしまうこともありますので、注意してください。

もしストレッチやトレーニングを行いたいなら、プロから教わるようにしてくださいね。

あなたの未来がより良いものになりますように。