姿勢リペアリストの川村です。
お盆が明けたら一気に秋の気配を感じるようになりましたね。
ここ数年は気候の変動が激しく、四季を愛でる余裕がないように感じるのは、私だけでしょうか?
私のサロンではカラダの使い方だけでなく、生活習慣についてもアドバイスさせていただいているので、一気に季節が変わるともう大変(汗)
以前なら、このくらいの時期になったらこの話を伝えよう、なんて準備することができたのですが、ここ数年は一気に暑くなったり、異常な気温と湿度になってみたり、残暑らしい残暑がなく一気に涼しくなったり…など。
もう本当にジェットコースターのように目まぐるしく変化しているな、と。
もう穏やかに季節が変化するという考えは捨てていただいて、ご自身の体感で着る服や食事の内容を変えていただくのが一番だなと感じます。
まだ8月なのに秋冬に切り替えるなんて早いと感じている方もいると思いますが、早め早めの対策でココロとカラダのコンディションを一定に保つことが可能です。
そうはいっても、何で秋冬モードに切り替えないといけないのか?どうやって切り替えたらいいか分からないという方のために、ココロとカラダを切り替える理由とその方法をお伝えしていきます。
この記事の目次
ココロとカラダを秋冬モードに切り替えるワケ
まず、夏の暑さがひと段落して、過ごしやすくなってくると気が緩むことで、夏の疲れが一気に出て体調を崩してしまうということに繋がります。いわゆる【秋バテ】ですね。
次に、秋になると何だか物悲しくなったり、ワケもなく悲観的になったり、イライラしたり、ココロが不安定になりがちです。これは、夏よりも日照時間が少なくなることで【セロトニン】の分泌量が減ってしまうために起こります。
これらのことが酷くなると、部屋に引きこもりがちになったり、【季節性のうつ症状】に陥ってしまうこともあるので、そうならないように今からココロとカラダを整えていきましょう。
ココロとカラダで起こっていること
- 夏の間、汗をかいたことで体内の電解質バランスが崩れている。
- 冷たいものを摂取し続けたことで、胃腸が機能低下している。
- 気温や湿度の影響で睡眠の質が低下し、疲労が蓄積している。
- 気圧の変化や寒暖差で自律神経のバランスが乱れる。
- 秋から冬にかけて日照時間が減少することでセロトニン不足になりココロが不安定になる。
ココロとカラダを上手に秋冬モードに切り替える方法
夏に大量の汗をかいたことで、体内から水分とともにミネラルも失われてしまっていることで、体内の電解質バランスが崩れて体調を崩しやすくなってしまいます。なので、水だけでなく電解質も補給するように心がけてください。
※電解質(イオン)とは、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのことで、これらのバランスが崩れると熱中症を引き起こす原因にもなります。ちなみに熱中症が起こるのは夏場だけではなく、冬のでも起こりますので、意識的に水分補給を心がけてください。
夏場に冷たいことを摂取し続けたことにより、内臓が冷やされ続け内臓の機能が低下してしまいます。その結果、血行不良になったり、代謝が悪くなったり、自己治癒力が低下してしまうことがありますので、冷たい飲み物を控え、常温のものや暖かいものを摂取して、内臓機能を向上させるよう心がけてください。
1日の寒暖差が大きくなると、体温を調節している自律神経に負担がかかります。自律神経は交感神経(緊張状態)と、副交感神経(リラックス状態)をコントロールしているので、自律神経が乱れるとココロとカラダが不安定になってしまいますので、自律神経に負担をかけないように、カラダを冷やさないように、羽織るものなどを持ち歩くように心がけてください。
夏場の寝苦しさにより蓄積を解消するために、入浴時の際は、ぬるめのお湯にゆっくり浸かって身体を芯から温めるようにしてください。こうすることで体温が上がるので寝つきが良くなります。夏場は暑くてシャワー浴だったという方も湯船に浸かって身体を温めるように心がけてください。
※質の良い睡眠のために、副交感神経を優位にする必要があるので、寝る前のパソコンやスマホ、テレビなど、強い光は交感神経を刺激して、眠りが浅くなったりするので避けてください。
日照不足による【セロトニン不足】にならないために、朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びるなど、積極的に日の光を浴びるように心がけてください。こうすることで【セロトニン不足】が軽減されて、ココロが不安定になることを軽減できます。
※セロトニンとは、別名【幸せホルモン】と呼ばれる神経伝達物質です。このセロトニンには精神を安定させる、ストレスを軽減させるなどの働きがあります。体内のセロトニンが不足することで、うつ病などの不調に陥ることがあります。
ココロとカラダは1日で切り替わることはないので、いまから徐々に整えていく必要があります。できるところから始めていただいて、季節の変わり目で体調を崩さないように、上手に乗り越えていきましょう。