姿勢セラピストの川村です。
心も身体も力が抜ける瞬間がありますか?
時として、人生には心の有給休暇が必要です。
ですが、私たち日本人は、病気や怪我で休むことさえ「自己管理がなってない」と言われてしまうくらい、休む=怠けるというイメージが根強くあるように思います。
欠勤すること自体が悪いこと、というイメージがあることで、病気でもないのに仕事を休むなんて何を考えているんだ!というような発想になってしまうのだと思います。
そう考えると、働く方改革などと言われるようになりましたが、まだまだ気軽に有給休暇をとれるという環境にはまだまだ程遠いのかな?と感じます。
しかし、人生100年時代を生き抜くには、意図して周囲から何を言われようが中短期的に休むことも必要です。
この記事の目次
有給休暇は悪なのか?
私の個人的な意見ですが、有給休暇という制度がある以上、決して悪いものではないと思います。
私のサロンにお越し下さるお客様のお話をお聞きしていても感じることですが、疲れた体に鞭打って仕事をしてもいいアイデアが浮かばなかったり、仕事の進みが悪く思ったようにいかないなど、負のスパイラルに陥ってしまう傾向が強いのではないでしょうか?
こうして無理をして仕事を優先させていると、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)が崩れてしまい、家族と折り合いが悪くなってしまうこともあります。
ですから、家族のためにも疲れたなと感じたら、上手に有給休暇を使って休むよう心がけましょう。
そもそも有給休暇とは何か?
これが分からないと本末転倒なので、簡単にお伝えしますね。
有給休暇とは
正しくは【年次有給休暇】というもので、1936年に国際条約(国際労働機関)によって定められたものです。なので、有給休暇というのは日本だけのものでなく、国際的ものなのです。
日本では、労働基準法第39条で認められている権利ですね。
そして、その労働基準法の改正を機に、今年の4月から全ての企業で【年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対して、年次有給休暇の日数のうち、年5日については使用者が時季を指定して取得させる』ことが必要になりましたね。
要するに、会社は、1年間に10日以上の有給休暇が与えられている社員さんには、10日の有給休暇のうち5日は確実に使わせなさい、ということですね。
日本はまだ会社に義務として課さないと有給休暇が取りにくい環境ということでしょうかね…。
有給休暇が定められた理由
一定期間勤務した労働者が、心身の疲労回復と人間らしく生きるための権利として、休日以外に有給で休暇をとることができるようになったようです。
なので、しっかりと休む時は休みましょう。
それでもなかなか仕事を休むことが難しいという方のために【仕事を休むことなく有給休暇と同様の効果を感じる方法】をお伝えします。
仕事を休むことなく有給休暇と同様の効果を感じる方法
有給休暇をとりたい理由が「やる気が出ない」「モチベーションが上がらない」という理由なら、簡単に解決できます。
それは【頭の中を整理する】ということ。
この方法なら仕事を休まずに「やる気アップ」「モチベーションアップ」などが可能です。
私は自営業という職種柄、有給休暇という制度はなく、仕事を休めば休んだだけ赤字になります。
そんな私が、実際に定期的に実践しているのですが【頭の中を整理する】ことで、有給休暇をとった気持ちになれることがあります。
その結果、1ヶ月間ブログを更新もしませんでしたが…。
頭の中を整理するとはどういうことか?
パソコンや仕事で使用するデスクを思い浮かべていただくと分かり易いかな?と思うのですが、毎日のように使うパソコンの中身(ドキュメントファイルやPDFなどの資料)が整理整頓されていなかったり、仕事のデスクに山積みになった資料でごった返していたら、必要な資料を見つけるのに時間がかかったりして作業効率が悪くなり、疲労も溜まりやすくなると思います。
実際、私も一つの資料を作成するのに様々なところからデータを集めるので、パソコン内部やデスクの上がひっちゃかめっちゃかになっていることがあります。
これが起こると、もう大変です。何をやっても捗らなくなり仕事そのものが嫌になっています。
これと同じようなことが私たちの脳内にも起こっています。
毎日、仕事に追われ目の前のタスク管理で目いっぱいになると、やることの優先順位などを考える脳の中がごった返してしまうので、脳の疲労が限界に達してしまします。
こうなることで、いつも以上に疲れを感じてしまい「やる気が出ない」「モチベーションが上がらない」ということが発生してしまいます。
こうなった時は、脳に考えることをさせないことが一番重要なのです。
脳に考えることをさせないというのは、脳の記憶に頼らず、視覚に頼るということです。
これは休む時間もないくらい忙しいときにこそ実践していただきたい方法です。
- A4の紙とペンを用意します。
- 今考えていることを些細なことでも何でも片っ端から書き出します。
- 書きだしたものに、優先順位と期日を付けていきます。
頭の中を整理した結果
- 今すぐにやらなければいけないことが明確になる。
- 後回しにしてもいいことが明確になる。
- 何をやらなければいけないのかが明確になる。
- 今、何ができていないのかが明確になる。
- 今、必要なものが明確になる。
- 今、何に対して悩んでいるのか?が明確になる。
- 今、何に対してイライラしているのか?が明確になる。
明確になったものを目に見える形にすることで、さっきまで覚えてたのにとか、次に何をやるんだっけ?という時間的・精神的なロスが減少し、ストレスが軽減されます。
また、この作業を実践することで、頭の中だけでなく心の中も整理整頓することができます。
この方法は5分程度でできますので、忙しいときは些細なことでイライラしたり、パニック状態になったりしがちですので、ぜひ実践してみてください。