姿勢リペアリストの川村です。
今でこそ、私は健康ですと胸を張って言えるのですが、実は私にも不健康な時代があったんです。
当時は予防より治療という考え方が主流で、まだ今のように体質改善・予防というような考え方が浸透していなかったように感じます。
事の始まりは、小学校高学年頃からで、何となく調子悪いなという感じでした。
当時の私は
- 低体温で平熱は34.8℃以上になったことがない
- 低血圧で血圧は上が80台
- 常に肩や腰が痛いのは当たり前
- 年間通して手足は冷えて冷たいのが当たり前
- 手足に冷たい汗をかく
- 胃の調子が悪く1日3食を5回に分けないと食べられない
- 身体は重く何をするもの億劫
- 便秘がひどく薬を飲まないと出ない
- 頻繁に片頭痛が起こる
- 足はいつもむくんでいてパンパン
これが日常的だったことと、病院でも「体質だからね」と言われていたので、治らないものだと思っていました。
そして当時の私は、これを病弱で女の子っぽくていい…なんて勘違いして、楽観的に考えていましたね。
今なら小学生でこれはマズイと、思えるのですが…。
しかし、時が経つにつれて症状が重くなってきて、学校へ通うのも辛いと思うようになりました。
このような状態で妊娠・出産をしたので、ついに日常生活困難になりました。
慢性的な肩こり・腰痛の悪化で身体を起こしているのも辛いのに、子育てをしなければならない。
出産後3ヶ月頃から手首に痛みが出るようになり、テーピングで手首を固定して子育てをしていましたが日に日に増えていく我が子の重さに身体は耐え切れず、子育てどころではなくなっていき、思うように体が動かせず、始めての子育てで不安だったり、イライラしたり、睡眠不足だったことも手伝って、精神的にも限界に達していました。
そんな私を母が見かねて、病院に行って診てもらったら?と言ってくれました。
そして、整形外科を受診、そこで言われた事は、
「酷使しし過ぎているから安静に。」
安静にできる環境なら病院なんて受診しないのに…そう思いました。
整形外科でダメなら接骨院だと、接骨院にも行きました。接骨院でも安静にと言われ、最後に整体へ行きましたが、整体は基本もんでくれるだけなので何のアドバイスもなく、一時的に楽になった気がするだけで終わりました。
身体の痛みは子供の成長とともに増していき、「このままでは子育てどころか、生きていくことさえ困難になる」という言い知れぬ恐怖を感じました。
そして終わりのない医療機関巡りを続けたのですが、根本的な問題は解決しませんでした。
治してくれるところがないなら、自分で治す!と決意。
一念発起し、良いとされる様々な健康法などを試し、費やした金額は500万円以上。
そしてやっと手に入れた【痛みのない健康な体を取り戻す方法】
それは、とても簡単で、とても難しい、「自分の身体を知る」ということ。
自分の身体がどんな状態なのかを知らなければ治しようがない!ということでした。
そこから自分の身体のクセ、心のクセ等を徹底的に洗い出した結果、たどり着いたのは「自分に合った身体の使い方」を身に着けることでした。
この身体の使い方は、解剖学・運動力学など医学的な情報をもとにして、体にはそれぞれ動く方向や動く角度、範囲があり、それぞれ得意な動きと苦手な動きがあることを学び、それを理解したうえで、自分の身体用にカスタマイズしたのです。
これらのことを徹底的に意識し、実践した結果、10年以上悩まされ続けた体調不良の総合デパートから卒業することができました。
その後、紆余曲折を経て、現在私は整体院を経営していますが、体調不良の総合デパートだった過去がお客様の施術に活きている事は言うまでもありません。
私も同じような経験をしているので、お客様の苦しみや辛さが自分のことのように感じることができるので、お客様に大丈夫ですよ、一緒に頑張りましょうね、と、言ってあげることができるのです。
体調不良の総合デパートだった私が健康な体を取り戻せたように、お客様にも1日も早く健康な体を取り戻してもらいたい、そのためのお手伝いを全力でしています。
私の経験とお客様の施術などを通して、諦めずに変わりたいと望めば、その瞬間から必ず身体は答えてくれることを私は身をもって実感しています。