お子様に良い靴を履かせないでください!

整体院ナチュラルの川村です。

子供をもつ親として、お子様のためを思って良い靴を履かせていらっしゃると思います。

 

ですが、今のまま良い靴を履かせ続けていると、運動能力の低下を引き起こしたり、将来、腰痛をはじめとする慢性痛を引き起こす可能性があります。

 

なぜ、良い靴を履かせると運動能力低下や慢性痛を引き起こす可能性があるのか?

 

それは、いい靴を履かせることで、成長過程において必要な足全体を使うことができなくなってしまうからです。

 

良い靴というのは、機能性・耐久性に優れ、長時間の運動にも耐えられ、身体への負担が少ない。

一見よさそうに思えますが、実はここに大きな問題があるのです。

 

本来、私たちの身体はそう簡単に疲れたり・痛めたりしないようにできています。

 

その元々備わっている機能を良い靴が補ってしまったら、身体の機能が低下したり、身体のバランスが崩れてしまいます。

 

そのことで身体を痛めやすかったり、逆に身体が疲れやすくなってしまうのです。

 

小学校高学年~高校生まで、お母様に連れられ、私のサロンに来店されることがあります。

 

来店下さった学生の足を見ると、地に足がついていないとはこういう事か、と思うほど、足の指先が地についていない状態で、母指球と踵のみを使って身体を動かしている状態でした。

 

これでは、身体は正常に機能せず身体のいたるところを痛めてしまいます。

 

この学生たちに共通している点は【良い靴】を履かせていた、ということです。

 

幼いころからスポーツ選手にしたいから、運動をさせるために良い靴を履かせていた、とか、運動部に所属するようになってから、なるべく負担がかからないように良い靴を履かせるようにした、など、理由は様々ですが、どれもお子様に対する愛情から出た親心でした。

 

ここで少し考えてみていただきたいのが、昭和世代の私たちが幼かった頃はどうだったでしょうか?

 

靴は上履きに毛の生えたようなビニール製のパカパカな靴だったり、当時は今ほど機能性を売りにした靴もなかったように思います。

 

それでも、私たちは毎日のように公園や広場などを駆け回り親に怒られるまで遊び続けていませんでしたか?この時、足が痛いなんて感じなかったはずです。

 

時代が変わっていいものどんどん出回っていきますが、時代が変わっても身体の本質は何も変わらないのです。

 

ですから、機能性のある良い靴を与える前に、お子様の身体の機能を最大限に伸ばしてあげて、その時に不足している機能や補ってあげなければいけない機能があった時に【良い靴】を履かせてあげてくださいね。