整体院ナチュラルの川村です。
小さいお子さんにスポーツをさせている親御さんに質問です。
「若いんだから大丈夫!」
と、痛みを訴えているお子様に言ったことありませんか?
これ、ついつい言っちゃいがちなんですけど、絶対に言っちゃダメなNGワードです。
この記事の目次
なぜNGワードなのか?
それは、お子様の身体に重大な問題(疲労骨折や腱の炎症、筋膜の炎症など)の発見が遅れて、取り返しがつかなくなる可能性があるからです。
お子様は正直に痛みを訴えているのに、ご両親が「若いんだから、寝れば治る」とか「練習不足だからだ」とか、昭和のスポコン神話が根強く残っているため、何の根拠もなく、精神論を振りかざす。
こんなやり取りが数回続けば、お子様は痛くても我慢しなきゃと思うようになってしまうのです。
プロの世界では少しでも違和感・痛みを感じたら自らの判断で試合に出ませんよね?
プロの選手は身体が資本であることを知っているし、何よりも身体を優先させなければならないことを知っています。
だから、素人から見ると、なんだそんな理由で試合欠場か?と思ってしまうような些細な違和感でも出ない、という選択をするのです。
お子様の10年~20年先の将来を考えているなら
親であるあなたがお子様の将来を潰してしまわないように、お子様の些細な変化に気づいてあげて、お子様が自分の身体の変化をきちんと伝えられるような環境を作ってあげてください。
怪我をして大好きなスポーツをできなくなって一番悲しむのは、あなたの大切なお子様です。お子様の笑顔のためにもお子様が痛みや違和感を訴えたら、きちんと適切な対応をとってあげてください。
そして、常にお子様の身体を観察し、平常な状態を把握しておくとよいでしょう。
これは、健康な時に自分の平熱を知っておくと、自分が熱があるかないかを把握できるのと同じで、お子様の身体が健康なのか、問題が生じているのかを素早く判断できます。
また、身体が何ともない時から定期的なメンテナンスをしてもらうというクセをつけると、何か問題が発生した際の対応が迅速にできて、お子様の身体を守ることができます。
お子様が身体の異変や不調を訴えたら、我慢させずに、まず整形外科などで検査を受けてください。
整形外科の検査で異常がなかったら、筋・骨格系の専門家に意見を求めてください。
痛みや違和感を感じるにはそれ相応の原因があるのです。
原因を放置したままで運動させないでくださいね。